iADX()関数
iADX()関数は、ADXとDMI(±DI)の3種類の値を返します。
※ADXはAverage Directional Movement Indexの略、DMIはDirectional Movement Indexの略です。
iADX()関数について
iADX()関数の()括弧内は次のように指定します。
iADX(通貨ペア名, 時間足, 計算期間, 適用価格, ライン種類, シフト数)
通貨ペア名
通貨ペア(銘柄)名を文字列で指定します。NULLを指定すると表示チャートの通貨ペアのことになります。
時間足
時間足(時間軸)を次の表の整数または定数で指定します。
現在表示時間足 | 0 | PERIOD_CURRENT |
---|---|---|
1分足 | 1 | PERIOD_M1 |
5分足 | 5 | PERIOD_M5 |
15分足 | 15 | PERIOD_M15 |
30分足 | 30 | PERIOD_M30 |
1時間足 | 60 | PERIOD_H1 |
4時間足 | 240 | PERIOD_H4 |
日足 | 1440 | PERIOD_D1 |
週足 | 10080 | PERIOD_W1 |
月足 | 43200 | PERIOD_MN1 |
計算期間
計算する期間(ローソク足の本数)を整数で指定します。
適用価格
適用価格を次の表の整数または定数で指定します。
終値 | 0 | PRICE_CLOSE |
---|---|---|
始値 | 1 | PRICE_OPEN |
高値 | 2 | PRICE_HIGH |
安値 | 3 | PRICE_LOW |
中間値:(高値+安値)/2 | 4 | PRICE_MEDIAN |
平均値:(高値+安値+終値)/3 | 5 | PRICE_TYPICAL |
加重平均値:(高値+安値+終値+終値)/4 | 6 | PRICE_WEIGHTED |
ライン種類
インジケーターラインの種類を次の表の整数または定数で指定します。
ADXライン | 0 | MODE_MAIN |
---|---|---|
+DIライン | 1 | MODE_PLUSDI |
-DIライン | 2 | MODE_MINUSDI |
シフト数
ローソク足何本分前かを指定します。
サンプルコード
// スクリプトファイルのコード void OnStart() { double adx = iADX(NULL, 0, 14, PRICE_CLOSE, MODE_MAIN, 0); double pdi = iADX(NULL, PERIOD_H1, 14, PRICE_CLOSE, MODE_PLUSDI, 0); Print("Current ADX: ", adx); Print("H1 +DI: ", pdi); }
上記のサンプルコードは、期間14のADXと、1時間足期間14の+DIをそれぞれ取得し、その値を出力するスクリプトです。